避妊方法の今昔
現代人の男女交際では、避妊を考えて関係を持つのは常識になっているはずです。
避妊に前向きになったのは戦後になってからなのです。
性的な事を、異様にタブー視しているかのように思われる大昔では、男性の遊び場として遊郭がれっきとして存在していました。
昔にもあった避妊法
社会が認めた場所で、男女関係を持つ事ができる時代とは言え、その時代の女性達は避妊薬もコンドームも使用していません。
女性の体内に精子ができる限り侵入しないように、膣に和紙を詰めておく事が精いっぱいの避妊方法だったのでしょう。
遊郭の女性達は、きっと毎回、毎回、妊娠を恐れていたに違いありませんし、実際に避妊の確率は低かったと言われています。
時代が進み、避妊方法にも変化が見られるようになり、コンドームやペッサリーがポピュラーになったのです。
子供は神様からの授かりものだと言う解釈が強い時代は、きっと避妊など論外だった事でしょうね。
ただ、現代人は性病の予防としてコンドームを使用するようですが、妊娠と性病の両方を予防していると言えるでしょう。
昔の人々は、性病には無頓着だったかも知れませんが、妊娠を予防するために避妊具を使っていたと言えます。
それにしても、自然に任せて妊娠していた時代と大きくかけ離れて、現代は避妊具や避妊医学が随分進歩したものです。
それでも尚且つ、完全な避妊を約束されてはいないと言う現実があるのです。
生理痛が起こる原因を知っておく
「生理痛がひどくて、仕事を休みます」と言っている女性がいますが、彼女達の殆どは、出産経験がないと言っても良いでしょう。
では、生理痛が起こる原因はなにか?と言うと、女性の子宮・骨盤・ホルモンバランスに関係があるのです。
〇経血は、子宮頸管を通るのですが、子宮頸管が狭すぎる女性は、経血の通り道に圧力がかかる為、生理痛が強くなるのです。
子宮の筋肉が収縮し経血を押し出すのが生理なのですが、子宮頸管が狭いと経血の流れが悪くなり、子宮頸管に負担を感じます。
その負担が生理痛だと思ってください。
〇女性の骨盤内に子宮はありますので、その骨盤が歪んでいると子宮を圧迫してしまい、血流はスムーズではなくなります。
その結果、生理痛へと繋がるのです。
〇生理が始まると、プロスタグランジンと言うホルモンが分泌され、子宮を収縮させ経血を押し出そうとします。
女性の体質によって、プロスタグランジンと言うホルモンが過剰に分泌される人もいるのです。
生理痛・ホルモンバランスについて
このホルモンが過剰に分泌されると、当然、子宮を収縮させる働きも強くなり、激しい生理痛になる事でしょう。
女性ホルモンのバランスが良ければ、生理痛は起きませんが、エストロゲンとプロゲステロンのバランスが崩れると起きるのです。
普段の生活で、ストレスを溜めなたり、悪い生活習慣を続けていると、生理痛に影響すると考えてください。
規則正しい食生活や生活習慣は、健康でいる為の基本的な条件であり、エストロゲンを過剰に分泌させない効果があるのです。
医薬品なので処方箋が必要
今でこそ、日本人もピルと言う薬を知り利用していますが、経口避妊薬としては諸外国に比べて、日本の認可は遅かったのです。
避妊の為だけににピルが欲しくても、簡単に買う事は不可能で、必ずドクターの処方箋が必要なのです。
ピルの効果は、避妊の為だけはなく、女性特有の子宮内膜症の治療などにも効果的なのです。
子宮内膜症は病気ですので、治療をする為にピルを処方される時は保険適用の対象になります。
避妊目的や婦人科系の病気治療の為にピルは一役かっていますが、医薬品ですので処方箋がなくては貰えない事を承知願います。
ピルと生理周期の関係性
ピルを使用する場合は、女性の生理周期が大きく影響しています。
卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分量が3段階に分かれていますので、医師の指示を守って服用してください。
避妊目的でピルを服用する場合、欠かさず毎日服用する事を忘れないでください。
排卵をさせない為にピルを服用し、妊娠を防ぐ事が目的ですので、飲み忘れた時に妊娠の可能性が高まるかも知れません。
例えば、飲み忘れがあった場合は、すみやかにドクターの指示を受けてください。
ピルを服用すると、生理でもないのに出血があったり、吐き気をもようすなどの副作用があり、身体に負担がかかるでしょう。
それにピルは避妊目的以外にも使用されているとは言え、感染症の予防に効果がないと言う事も覚えておきましょう。
アフターピルを使用する時、または使用中でも、それ以前にドクターの相談を怠ってはならない事だけはよく理解しておきましょう。